患者さんと歯科医の二人三脚で進める治療

歯周病の予後は、以下の3つに大きく依存します。

(1)初診時にどのくらいまで疾病が進行していたか

(2)危険因子の把握が正しくなされ、対処されたか

(3)患者さんのコンプライアンスが高いか

   (医療担当者の指示や注意をよく守り実行するか)

慢性の病気である歯周病は、歯科医師や歯科衛生士など、術者の治療だけでは治りません。

患者さんと術者の共同作業なのですから、患者さん自身が、歯周病についてよく理解する必要があります。

また、当院では歯周病の治療に関して担当制を実施しております。

一人の患者様に対して一人の衛生士が治療の経過を追っていきます。
歯周治療は患者さんと歯科医の二人三脚です

2つの基本治療

2つの基本治療

 

■ このような目的で治療をします。

  • 歯肉の炎症症状を止める
  • 歯周ポケット内の諸症状(出血・排膿・浸出物の存在等)を止める
  • 付着の喪失と歯槽骨の吸収を停止させ、安定させる
  • 再感染のもとになる歯周ポケットをできるだけ減少させる
  • 再感染と炎症の再発をおさえる
  • できれば歯根面への新付着をはかる
  • 動揺歯を安定させる
  • 健康で機能的な咬合を確立させる
  • 外観的にも美しい歯周組織を創り出す

 患者さん心得:これだけは覚えておきましょう

  1. 歯周病は細菌が原因の感染症です
  2. 組織学、細菌学的には、歯周ポケットからバイオフィルム(歯石やプラーク)を完全に除去することは不可能なのです
  3. 慢性疾患であり、完全な治癒は難しいが、コントロールはできます
  4. 治療後は、メインテナンスをしなければ感染力が抵抗力を上回り、再び付着の喪失が起こることがあります

カマタ歯科医院ではメールでのご相談を承ります。